木づかい家つくり

ホーム / 地域材の活用 / 木づかい家つくり

木(気)づかいとは

見えない部分の木材に消費者ユーザの方々には「材料は国産材」とこだわって頂くことです。

素材を選ぶとき、プラスチックやビニールといった石油化学製品より木材製品を選んでいただけたら幸いです。
ストロー1本とっても今、世界の流れはプラスチックから紙製品に変化しつつあります。
今やみなさんご存じの通り、紙の原料はパルプ(木材)です。再生紙も元をたどればパルプ(木材)です。

そういったひとりひとりの考えこそが、国産材の利用から森林整備に繋がり、健全で活力ある森林が山を支え、国を支え、全ての生命体の源である水が育まれることに携わっている事だと消費者ユーザの方に自慢していただきたいのです。

私ども、木曽官材は国産材供給者として、環境配慮に大きな役割をなしていることを誇りとしています。

全ての木材パーツは「世界に一つしかない木目」が永い年月を掛けて刻まれた「唯一無二」の材であること、ひとりひとりの消費者ユーザにしか手に入らないDNA的な希少価値がある事等、耳からの情報と、目視や直接触れて木材本来の温もりや安堵感を体感して頂きたいです。

 

 

安心安全快適な家づくり

ietukuri01
一生に一度の買い物となる家は、「耐久性」「住み心地のよさ」が追求されます。
木の特徴を簡単に挙げると 調湿 断熱・吸収・耐火・丈夫・弾力などがあります。
住まいの「安心・快適さ」を求めるのなら、これらの特徴は十分に満たしてくれます。
なんと言っても、環境について考えたら再生能力の高い木材を家つくりの素材として選ぶことが「森を守る」ことになります。

 

 

 

木の特徴

「木」は山より収穫される瞬間「樹木」から「木材」に生まれ変わります。
そして、「樹木」と「木材」はそれぞれの「とき(時)」に大きな仕事をし、私たちの人間の安定した暮らしを支え続けてくれます。

*木材の特徴*

oosujuyou02
再生:木材は再生産が可能な地球資源です。
調湿:湿度が高いと湿気を吸収し膨張し、乾燥すると水分を放出して収縮します。
健康:木は有害物質を発しません。殺菌作用をもちカビ・ダニを寄せ付けにくい効果があると言われてます。
吸収:木材は紫外線を吸収し人への刺激を低減させてくれます。
断熱:木材の熱伝導率は非常に低く温かみを感じます。
丈夫:100年かけて育った木は100年建築材として生きるといわれています。
耐火:木材表面は炭化層になっているので芯まで燃えず、変形しにくいのです。
美音:ピアノやバイオリンなどの楽器に使われるように、音を繊細にコントロールできます。
弾力:外部からの衝撃にも弾力性をもって反発し、断裂しにくくなっています。

 

 

oosujuyou建築材等としての木材は、収穫された後も呼吸し続けています。
現在、古い建物として100年以上のものから1000年前後のものまで、多くの神社仏閣や宿場町に残されています。
木材は空気中の湿度が高いときは水分を吸収、乾燥し湿度が低くなると水分を放出する調湿機能をもっており、日本のように高温多湿な気候風土に適し健康にもよく、耐久性も高く優れているからです。

 

 

 

*樹木の特徴*

shinrinyoku01「きれいな空気」
樹木の枝葉がフィルターとなり空気中のチリ・ホコリが浄化されます。
「殺菌効果」
病原菌や細菌をよせつけにくい効果があるといわれてます。
「酸素の供給源」
樹は二酸化炭素を吸収し、酸素を生成してくれます。
「森林の香り」
人間の脳や心を静めるアロマテラピー効果があります。
shinrinyoku03「防風・遮光効果」
成長した森林は、背も高く枝葉がおい茂っていて突風や紫外線より守ってくれます。
「森林の色」
緑色は、視覚的・心理的に落ち着きややすらぎを誘います。
「防音効果」
樹の葉や幹が雑音を吸収してくれます。

 

 

shinrinyoku02「樹」がたくさん育っている森林にでかけると誰もが大きく深呼吸したくなります。
これは、植物が発する活性物質「フィットンチッド」という成分を体全体でに取り込もうとするからです。
このことを「森林浴」といいます。森林の中に身をおいただけで、人の心と体の健康に効果的な影響があるといわれています。

「フィットンチッド」とは
植物は、自ら他の物質に効果を及ぼす物質を発散しています。
その中でも「ボラクタンス(揮発性活性物質)」が特にプラス効果があるといわれています。
この主成分は「テルペン」という樹の香りの素で、精油が抽出できます。
檜からは「ヒノキチオール」という精油が抽出でき森林のさわやかな香りをかもし出してくれます。